いま、若い世代を中心に、働き方や家庭に対する価値観が急激に変化し多様化しており、あえて仕事中心ではない生き方を選ぶ男性も現れています。こうした状況について、田中俊之さんは次のように指摘しています。「しかし、それが社会に認められ、受け入れられてはいない。仕事から距離を置きたい自分と社会が求める男性像との矛盾に生きづらさを感じてしまうわけです」。

男性ゆえに抱える悩みや葛藤を研究する「男性学」の専門家 田中俊之さんと、中学時代にひきこもりを経験し、“普通の人生”を歩めなかった苦悩を綴った『ヒキコモリ漂流記』を刊行したお笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世さんが、男性の生きづらさや日頃感じている違和感を語りながら、現代社会を見つめ、考えます。

田中さんは、情報サイトビジネスジャーナルで「生きづらい中年男のための処方箋」を連載。山田ルイ53世さんとの対談も掲載されています。今回は、この対談で語りつくせなかったことを、さらに掘り下げたいと思います。

まさに新旧の価値観が交差する時代の変わり目。高度成長期に形成されたモデルが立ち行かないのは明らかなのですから、多様な生き方を認めて、私たち自身が変わっていく必要があるのではないでしょうか。田中さん、山田さんとともに、現代日本の常識や固定観念を考えます。

男性の生き方を問うことは、女性の生き方を見つめ直すことにもつながります。ぜひ女性の皆様にも参加していただきたいイベントです。

ビジネスジャーナル「生きづらい中年男のための処方箋」
田中俊之さんの記事と山田ルイ53世さんとの対談を、ぜひご一読ください


スピーカー:
田中俊之 武蔵大学社会学部助教

Peatix田中先生1975年東京都生まれ。99年武蔵大学人文学部社会学科卒。04年武蔵大学大学院人文科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。08年博士(社会学)取得。専門は男性学・キャリア教育論。著書に単著として男性学の新展開(青弓社)、男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学(KADOKAWA)、男が働かない、いいじゃないか!(講談社)、〈40男〉はなぜ嫌われるか(イースト・プレス)、不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか(祥伝社)。共著に『大学生と語る性』(晃洋書房)『ソシオロジカル・スタディーズ』(世界思想社)『揺らぐ性・変わる医療』(明石書店)などがある。


山田ルイ53世

掲載写真、山田さん本名・山田順三(やまだ・じゅんぞう)。 お笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。 兵庫県出身。地元の名門・六甲学院中学に進学するも、引きこもりになり中途退学。大検合格を経て、愛媛大学法文学部の夜間コースに入学も、その後中退し上京、芸人の道へ。1999年に髭男爵を結成。2008年頃よりTVにてブレイク。現在は「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」、山梨放送「はみだししゃべくりラジオ キックス」、その他イベントなど幅広く活躍中。
著書ヒキコモリ漂流記(マガジンハウス)

 

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【開催概要】

日時:2016年8月30日(火)19:00〜21:00
参加費用:1500円
定員:70名
会場:六本木アカデミーヒルズ  カンファレンスルーム5
http://www.academyhills.com/aboutus/map.html
主催: Go-Betweens
協力:イースト・プレス、講談社、祥伝社、マガジンハウス(五十音順)

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お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりませんことご了承ください。
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